介護施設やデイサービスと聞くと、老人がみんなで遊戯したりする場所だから行きたくないと思う人も少なくないようです。
しかし、現在、常識破りの介護施設が人気を集めています。ひとつは、廃業したキャバレーを利用した施設、以前キャバレーだった店舗を介護施設にしたものです。
日中運営している介護サービスが多い中、北海道にある「よいち銀座はくちょう」は、午後2時から午後8時までと夜型の施設です。
医師の許可さえあれば、アルコールもOKで、職員はビールマイスターの資格をとるほど徹底しているそうです。
皆さんの人気はカラオケやダンス。ダンスが始まると、普段は杖をついて歩く男性が、施設職員とダンスを踊るほど元気になるそうです。
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もうひとつは、山口県の「夢のみずうみ村」。急な階段があったり、廊下が65メートルも続いたりするようなとても介護施設とは言いがたい施設が人気を呼んでいます。
自宅や地域で体験するようなバリアを意図的に配置し、それを使うことで、気がついたらバリアを克服するような、基本的な動作能力を身につけると言うものです。
この施設は、これを成功させる独自のアイデアがあります。それは、この施設独自の通貨「ユーメ」。
廊下を往復したら100ユーメもらえるなどのルールがあり、きつい階段も長い廊下もユーメをもらうためなら、頑張れるそうです。
ユーメは、陶芸やパン作りなどの100種類以上もある教室(プログラム)に、参加するために必要な通貨です。
また施設には、なんとカジノがあり、そこで使えるのもユーメです。今日は勝った!負けた!と盛り上がります。
ユーメがいくら必要か、足りなければどう稼ぐか。こうして計画力や行動力を養えると言います。
このようなサービスが提供され、夢のみずうみ村の要介護度の改善率は、全国平均をはるかにうわまります。
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このように今までの常識にとらわれない型破りの介護施設がシニア達を元気にしているそうです。