夫と一緒のお墓に入りたくない!と思っている妻は多いのではないでしょうか。
お互い生きているうちに離婚をすればそれも可能ですが、色々なしがらみから離婚はできないで我慢している人も多くいます。
「カミングアウト」と言う番組で紹介された女性がこの問題の突破法を伝授してくれたのでご紹介します。
カミングアウトしてくれた女性は58歳。
女性の夫はガンで入院し、妻は一生懸命看病をしていましたが、思ったより進行が早く亡くなりました。
夫の遺品を整理中、携帯電話を見て愕然とします。
携帯電話には、入院中、愛人と頻繁にやり取りしたメールの他、大量の写真なども見つかりました。
浮気性だった夫ですが、まさか入院中まで付き合っていたとは・・・
騙し続けてくれたら良かったのにと思いましたが、知ってしまった以上、もう許すこともできません。
その時、夫と一緒のお墓には絶対一緒に入りたくないと強く思いました。
でも、夫は亡くなっています。
どうしたら、夫と一緒のお墓に入らずに済むか・・・色々調べた結果、「死後離婚」と言う方法を見つけました。
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死後離婚とは
死後離婚とは、結婚してた相手の方と姻族関係を終了することを言います。
死後離婚の手続きをしなければ、戸籍はそのまま変更されることなく、いつまでも夫として残ります。
手続きはとても簡単です。自分の住まいの役所の戸籍課に行き、「姻族関係終了届」をもらいます。
名前、住所、本籍など必要事項を記入し提出するだけで一方的に戸籍を外せます。
相続に関しては、そのまま相続権を引き継ぐことができます。これなら、夫の遺産を放棄することなく離婚が成立します。
また、遺族年金に関してもそのまま再婚するまで受け取ることができます。
再婚さえしなければ、遺族年金が一生もらえるわけですから、これはありがたいですね。
デメリットがあるとしたら、相手の親族や世間の目だと思いますが、気にしない強い気持ちがあればOKです。
浮気を続ける夫が許せなかった妻。それを見てきた娘は、母と一緒に新しい戸籍に移りました。
番組に出演した女性は、籍を抜くことにより1歩前に歩き出せたと言います。
もし、死後離婚と言う方法を知らなければ、今でもぐずぐず言っていたと思うと語っていました。
夫と離婚したくてもできなかった・・・
夫と同じお墓に入りたくない・・・
そんな妻の思いを晴らす「死後離婚」。
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遺産も遺族年金もそのままなら、死後離婚したいと思う妻も多いような気がします。