卒コンとは、子育ても終わり、夫も退職、家族を守る夫婦の役目を終わった時期に、残りの人生を離婚せず自由に暮らすこと。
加山雄三さん、清水国明さんや、清水アキラさんなどが宣言して、話題になりましたね。
退職後毎日家にいる夫にしばられ、どこにも行けず食事の世話に追われる主婦にとって「卒コン」という言葉のは響きは素晴らしいものです。
二人の関係がこじれないうちに「卒コン宣言」すれば、以降の人生は自由な世界が待っているはずです。
こじれにこじれてしまった夫婦に待っているのは「離婚式」。結婚式と同じように友人知人を集め、きっぱりと別れの儀式を行います。
離婚式の後は、心の区切りもつき後腐れもなくきっぱりと別れられると結構評判のようですが、離婚式の準備をすすめるうちに会話が復活し、よりが戻った夫婦もいるそうです。
卒コンも離婚式も雑誌やテレビで話題になっていますが、実際のところはどうなのでしょうか。清水アキラさんのところは、卒コン失敗のようですし、本当のところはどうなんでしょうか。
フジテレビ放送「カミングアウト」では「卒コン・離婚式を実践した夫婦」が、実際の内情をしっかり説明してくました。
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卒婚宣言したら何もしなかった夫が理想の夫に変身
二人の娘がいる、結婚後20年過ぎた夫婦。夫は「いってききます」、「ただいま」も言わないタイプ。
それでいて、アイロンのかけ方から、洗濯物の干し方まで指示しますが、家事のことは一切手伝おうとしません。
そんな夫の態度に、日々離婚への思いが募っていきました。
そんな時に知ったのは「卒コン」。結婚というカタチを持続しながら、それぞれが自由に自分の生活を楽しむこと。
つまり、離婚も別居もせず、お互い自立した生活を送ることです。
これからの生活を、うまく乗り切るためには、これしかないと判断し、夫と娘の前で卒コン宣言しました。
卒コンを切りだされた夫は面食らいましたが、よくよく話しを聞いてみるとまんざらではない様子。
とりあえずルールを決めてやってみようということになり、スタートしました。
卒コンで決めたルールは、以下の4つです。
卒婚ルール
①自分の食事は自分で準備
②夫を待たず好きな時間に就寝
③自分の物は自分で洗濯
④靴磨き・クリーニングも自分のものは自分でやる
とにかく夫に自由に自立した生活をしてもらい、娘2人と自分のことはこれまで通り妻が行うということになりました。
卒コン生活をしばらく続けていると意外にも、亭主は、食事、洗濯、アイロンまで、家事を楽しくこなすようになりました。
さらに、家族の分までしてくれることもあるなど、本当に理想的な夫になったそうです。
夫、妻という区切りがあるから、それを演じ続けたり、その役目を強いたりしてしまうのかもしれません。
卒コンは、そんな区切りを取り去ってくれる、いいシステムなのかもしれませんね。
憎しみあわず円満離婚する方法は
離婚は夫婦仲が、どうしようもなくなった時の最後の決断です。
離婚時には、財産、慰謝料、子供がいる場合には養育費など、最後の難問があるため、どうしてもドロドロの憎悪劇が繰り広げられてしまいます。
1回夫婦になったにもかかわらず、「嫌いになって一生終わるのはイヤ、円満離婚したい」という人にお勧めなのが離婚式です。
「離婚した後は、仲の良い友だちに戻りたい・・」離婚式は、その夢を叶えてくれます。離婚式は、離婚にけじめをつけるために行う儀式です。
裂人(さこうど)さんのもと、旧郎、旧婦に加え、友人、会社の同僚などを集めて行います。
裂人さんが、結婚してから離婚に至るまでの経緯を詳しく説明し、その後旧郎、旧婦のスピーチ、友人からのスピーチ、離婚届へのサイン、指輪粉砕の儀、最後はお互いの顔にパイ投げで終了します。
離婚式の値段は、松(会場:式場やお寺)20万円、竹(会場:レストラン)10万円、梅(会場:占用離婚屋敷)5万5千円だそうです。
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離婚式の準備をすすめるうちに、当時の気持ちに触れ合うことで、お互いを許しあうことができるようになるといいますが・・・。