近年、「オレオレ詐欺」と言う言葉を知らない人はいないくらい、オレオレ詐欺の認知度は高いと思います。
詐欺も、色々ありますが、昨年の詐欺被害額は、なんと487億円と言いますから、経済に与える影響もありそうですよね。
近年増加の傾向にあるのが、オレオレ詐欺などの「振り込め詐欺」以外の「買え買え詐欺」と言われるもの。
「社債」や「未公開株」などの「金融商品買え買え詐欺」は、これだけ金利が低い時代には、シニアに関わらず騙されてしまう人がいそうです。
そんな「買え買え詐欺」の中でも特に最近急増しているのが、「老人ホーム入居権買え買え詐欺」だそうです。
私達世代は、ちょうど親のために老人ホームや老人介護施設を探す年代です。また、自分の老後のことを考えて、そろそろ老人ホームの検討を始める人もいるのではないでしょうか。
この詐欺は、特に私達が注意をしなければいけない詐欺ですね。そこで、ダマされないためにも、老人ホーム買え買え詐欺の手口を知っておくことが大切です。
国民生活センターによると、「老人ホーム入居権」の買え買え詐欺とは、
「入居できなくて困っている人がいる」などと言い、「人助け」だと
思わせて高齢者に老人ホーム入居権を購入させようとする
極めて悪質な手口です。高齢者にとって老人ホーム等への入居は
ひとごとではなく身近な問題であり、そうした高齢者の親切心や
同情心につけこんで言葉巧みに購入させようとします。
このような不振な電話があった場合は、1人で行動を起こさず、まずは相談。相談できる人が居ない場合は、消費生活センター等に相談してくださいね。
老人ホーム入居権買え買え詐欺
「老人ホーム入居件買え買え詐欺」で、犯人に利用されるのは、人間誰しも持っている親切心。
柴田理恵さんのように「親切心に溢れ、正義感をもつ人」が、詐欺にだまされやすいといいます。
詐欺に使われるのが「カモリスト」と呼ばれる個人データ。海外旅行、健康食品、セレブ婦人など、今までの買い物や通販などがリスト化され売られています。
そこには、騙しやすさや、電話の応対記録まで記入されているそうです。
老人ホーム入居権買え買え詐欺の手口は、親切心を悪用するための4つの罠が仕組まれています。
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罠1
突然、りっぱな老人ホームのパンフレットが送られてきます。
罠2
その後、老人ホームの仲介業者から電話がかかってきます。
パンフレットは送付間違い、欲しい人がいるがパンフレットの人しか買えないのでお金は、仲介業者が払うので人助けだと思って名義だけ貸してほしいと頼まれます。
罠3
「人助け」という言葉をだし、親切心を利用します。
断ると冷たい人間とレッテルを貼られるのでは・・という心理をつき、とにかく頼み倒します。
罠4
犯罪者の烙印を押して周りに相談できなくします。
「契約者と振込者が違う」、「本人が払わないと犯罪行為になる」、とグルになった老人ホーム業者から入居金1000万を要求されます。
その後、入居金を払えで毎日のように督促され、精神的に追い詰めていき、仲介業者が半分の500万円を出すので500万円でなんとか処理できる・・という示談の言葉にのってしまいます。
本人は周りに相談すると余計な心配をかけるのでは・・と思って、自分で解決しようとします。そこが、犯人の思う壺。
正義感で自分で解決しようとせず、必ず周りの人に相談してください。
また、犯人は、銀行で大金を下ろすための口実として、「リフォーム、老人ホームに入る、墓地が当たった」などのお金を下ろすための口実まで教えてくれます。
最近は、振込させると、お金を引き出すことが難しくなったため「現金を送る」というやり方が増えているそうです。
詐欺の見破り方
「現金をレターパックや宅配便に入れて送れ」と指示するのは、すべて詐欺とのことです。
この見破り方は、他の詐欺にも通じるようです。「受け取りにいくから現金を渡すように、レターパックを現金で送れ、宅配便で現金を送れ」
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この言葉がでたら、そこで全ての行動をストップすれば、最後のところで詐欺を回避できます。しっかり覚えておきましょう!