実家に帰り、物置を覗いてみると、自分の子供時代の絵や工作などがあったりして驚いたことありませんか?
子供にとってはゴミでも、親にとってみれば大事な宝物ということは自分も親になって、よく理解しましたが・・。家の物置は、ほとんど博物館の保管庫状態です。^^;
今回の問題は、そのようなケースとはちょっと事情が違っているようです。
今、帰省するたび、実家がモノだらけになってしまいそうした親の行動に悩みを抱える人が多いそうです。
中には、ゴミ屋敷になっていたり、足の踏み場もなく生ごみが腐っている場合もあるようです。
転んだら・・、火事になったら・・、近所に迷惑をかけてるかも、もしかして認知症?そんな思いが頭をよぎりってしまいます。
高齢者のこのような行動は、孤立感、反社会的行動、人の世話になりたくないなど、老人特有の心理が、複雑に絡んでいるといいます。
了解もなく、一歩的に片付けようとすると、親子の深刻な対立に発展してしまうことがあるので注意が必要です。
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番組では、そのような問題を経験した40代、50代の方を参考に、年老いた親の心理と対処法を考えます。
片付けられない親の問題
実家に帰るたび、モノが増えていく・・。そんな悩みを抱えている方が増えています。傘が6本もあったり、カレーやパスタの買い置きが沢山あったり、開けていなものが山積みになっていたり・・。
冷蔵庫の中は、ビニールに入ったもやしが数袋あり、下の野菜は腐ってしまっている・・・。自慢の手作りのジャムには、虫がわき、悪臭を放っている・・。あんなにきれい好きだった母親だけに、どうして・・??
この問題を放送している間にも、全国の同じような悩みを抱える方からのメッセージがどんどん舞い込んでました。
このような時に、攻めるような口調でいうと、親子関係に大きな溝を残すことがあるので、注意が必要です。実際、親は片付いていると思っていることが多く、また、親なりに捨てられない理由があるようです。
例えば、亡くなった夫から買ってもらったものや、子供との思い出のものなどです。また、体が不自由になり、高い棚にモノを上げられない、ヒザが痛く下の棚にかがんで入れないため、つい床上につい置いてしまうなどの理由もあるようです。
では、このゴミ問題をどう解決していけばいいのでしょうか。
●ゴミ問題の解決策
①無断で廃棄しないこと
→親に無断で処分しても、逆にリバウンドしてしまうことがあります。
②なんでため込むの?なんで片付けないの?と詰問しないこと
→親子の間に深い溝ができてしまうことも。
③納得してもらいながら処分していくこと
→どうすればいい?と相談する感じで、納得してもらいながら片付けたり処分したりする
④ライフメモを作成し環境の変化を理解してもらう
→家族の年表を、親子で一緒に書き出していき、
生活の変化を客観的に理解してもらい、不要なものを理解してもらい相談しながら処分していく。
●言ってはいけない親を傷つけるNGワード
・こんな物までとっておいて
・もういらないでしょ
・前はキレイ好きだったじゃない
・何でできないの
・やってあげているのに
・私が大変になる
・捨ててよ!
* *
NGワードは、自分で言われてもイヤですし、子供から言われと、親は余計にショックだそうです。その気持ち、わかるような気がしますよね。
私たちの世代も、これから同じような傾向を示す可能性が多いにあります。今回のケースを頭に入れて、自分の環境や家の中のモノを再点検してみる機会かもしれませんね。
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終活には、ちょっとまだ早いですが、不要なものを少しづつ整理し最後は、必要最低限だけの身軽な自分でいたいですね。