以前、当時の婚約者に殺され、そのどんでん返しの結末には涙した芸能人がいましたね。
その他にも、芸能人で殺人事件に巻き込まれてしまった女性がいます。
女性は、「西野バレエ団」に所属し活躍していました。「西野バレエ団」は、金井克子さん、岸ユキさん、原田糸子さん、由美かおるさん、奈美悦子さん、江美早苗さん、志麻ゆきさん、麻田ルミさんと言う有名人を輩出したことでも知られています。
その中でも、金井さん、原田さん、由美さん、奈美さん、江美さんは、バレエ団内のユニット「レ・ガールズ」として活躍しました。
女性は、そんな「レ・ガールズ」の1人でした。
女性は、新婚さんいらっしゃいの初代アシスタントを勤めたり、女優として映画にも出演しました。
「涙でかざりたい」と言う曲で歌手としてデビューもし、その時の担当ディレクターが後の夫となった男性です。
女性は、いろいろな才能の持ち主で、沢山の名前で作詞家としても活躍しました。伊藤咲子さん、沢田聖子さん、中森明菜さん、堀ちえみさんら当時のアイドルに詩を提供したり、南沙織さんの「人恋しくて」なの作詞も担当しました。
しかし、離婚後、元夫の執拗なストーカー行為に苦しみ、最後は、殺されてしまいました。お風呂場の窓を割って侵入した元夫に、ナイフで22か所も刺され無念の死を遂げてしまったのです。
ストーカーに変貌した元夫に何があったのでしょうか。
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番組で紹介された芸能人ストーカー殺人事件の真相
その事件は、今から27年前、1988年に起こりました。
事件が起こる15年前、結婚を機にアイドルを引退した彼女は、知名度を武器に作詞家に転身し、今も残るヒット曲を数多く生み出していきました。
売れっ子作詞家になった彼女と夫は、すれ違いが多くなり、事件が起こる3年前1985年、彼女が34歳の時、結婚生活12年で離婚をします。
離婚後、一人暮らしを始めた彼女に、1日に数百回の無言電話がかかるようになり、車のタイヤがパンクさせられたり、貯金が勝手におろされていたりと嫌がらせが続きました。
誰だか分からない恐怖に限界が近づいたころ、その相手は彼女の前に現れました。
ある日木刀を持った男性が彼女の家の玄関にいました。その男は、彼女の元夫でした。ストーカーと化した元夫を避けるため、極力家にいないようにしたり、車を遠くに止めたりと彼女は細心の注意を払うようになりました。
当時はストーカー規制法もない時代、警察に相談しても守ってもらうことはできませんでした。
ある日、必要な物を取りに自宅に戻ったとき、悲劇は起こりました。いつもは車を遠くに止めるのですが、急いでいたためその日に限ってマンションの路肩に止めてしまったそうです。
それに気づいた元夫は、窓ガラスを破って侵入し、彼女を刺し殺しました。
逮捕された元夫は、「離婚されたりして憎かった。2年前から殺すことを考えていた。」と言いました。それは、歪んだ感情でした。
2人が離婚したときは、敏腕ディレクターだった夫には全く仕事がなく、彼女のヒモ状態でした。彼女は、そんな夫に愛想をつかし離婚しますが、当時の二人の関係者によると、元夫は、自分の不遇を妻とその別れに原因を求めていたと言います。
自分が落ちぶれたのは妻の裏切りのせいと思った元夫は、逆恨みをしストーカー行為へと発展させます。
また、彼女の日常の行動が、元夫にすべて分かっていたのは、彼女の友人が情報を流していた可能性があったそうです。
逮捕された元夫は懲役12年、協力者の友人は罪に問われませんでした。
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現在は、ストーカー行為は厳罰化が進み、死刑判決もあり、ストーカーに手を貸した場合でも重い罪に問われます。
(番組では名前を伏せて放送していたため、名前を伏せさせていただきました)