なかなか下がらない血糖値。血糖値が高いと、糖分が血管を痛めつけて脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる病気をひきおこします。
最近では、血管の健康が、すべての病気にかかわていると言われていますから注意が必要ですよね。
その手強い血糖値が、温泉に入るだけで改善する温泉があるといいます。その温泉とは、「酸性泉」の温泉です。硫黄臭、湯の花、ぴりぴりする刺激など、これぞ温泉という泉質ですね。
代表的な温泉は、群馬県の草津温泉、万座温泉、神奈川県強羅温泉などです。
酸性泉は、岩盤などを溶かす力があり、様々な成分が温泉に溶け出しています。その成分の中でも亜鉛とマンガンは、皮膚から膵臓に入りこみ、インスリンの作用を高めてくれ血糖値を下げてくれる効能があるそうです。
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H27年2月17日放送 テレビ朝日「みんなの家庭の医学」では、酸性泉で血糖値低下にどのくらいの効果があるかを実験してました。
酸性泉の血糖値を下げる効果は?
血糖値が高い50代の女性2名が、神奈川県の強羅温泉に2泊3日に宿泊。
●ルール
①期間は2泊3日
②食事制限はしない
③運動はしない
●入浴条件
①入浴は1日3回まで
②1回の入浴時間は5分以内
酸性泉は、けっこう強いので1回5分で1日3回の入浴が限度だそうです。
食事は、豪華な温泉宿の食事を残さず食べてもOKという条件にもかかわらず、2泊3日の温泉治療の結果は、お二人の血糖値も血管年齢も大幅に改善されてました。
通常、温泉療法は、糖尿病の治療として2~3週間かけておこなうそうです。残念ながら、2、3日の温泉入浴では、同じ日数が経過すると効能はなくなってしまいます。そこで、家庭でもできる「血管若返り入浴法」を教えてくれました。
●血管若返り入浴法
ポイントは、水圧がかからないことと、リラックスして入ることだそうです。
①洗面器を浴槽の下に沈める
②その上に腰をかけて頭を浴槽のフチにのせる
このようにすると、水圧で身体の血管を収縮させることなく副交感神経が優位になり、リラッスして血液の流れを大幅に改善し血糖値を下げる効果が期待できるそうです。
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家庭でも洗面器を使えば、簡単に寝湯ができるので、さっそく試してみたいと思います。