最近、健康を維持するには体温を上げる「温活」がブームになりました。
低体温は、色々な説がありますが、平熱が36.4度以下で、いつも35度台の人を言うようです。

体温が低い人は、代謝が悪い人が多く、リンパの流れが悪くなることでむくみやすかったりします。また、身体がだるくてなかなか疲れがとれない、手足が冷えて眠れない、便秘と下痢を繰り返す、など様々な不定愁訴を起こします。

低体温を改善するホットスムージー

このような不定愁訴は、身体を温めて体温をあげることで改善することがあります。自分の平熱が低めの人は、今年の冬はぜひ「温活」を始めてみませんか。

温活は、身体の中から温める方法と身体の外から温める方法があり、身体の中から温めるには、やはり口から入る食べ物が大切です。

そこで、世界一受けたい授業では、寒い冬を乗り切る最強のホットスムージーを川嶋朗(かわしまあきら)先生が紹介してくれました。その他にも、低体温を改善する方法も同時に伝授。さっそく実践してみましょう。

寒い冬を乗り切るホットスムージー

低体温と冷え性は違う物です。冷え性は、自分で感じることができる症状ですが、低体温は自分で感じることができないそうです。

一般的には36度を下回る体温の方を低体温と言う定義づけをしています。

低体温のセルフチェック

①冷たい食べ物や飲み物をよくとる
②便秘や下痢になりやすい
③きつめな服をよく着ている
④肥満気味である

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これらに当てはまる人は、低体温の可能性が高く、今は高めでも今後低体温になる可能性が高いそうです。

免疫細胞は温度の影響を受けやすく、体温が1度下がると免疫力は、約30%低下すると言われています。冷えは万病のもとと言われるゆえんですね。

癌や心筋梗塞、脳卒中をも引き起こす可能性のある低体温を改善するには、2つのポイントがあります。

運動と食事で身体を温める

身体を温める2つの方法は、運動と食事です。

運動では、まず歩くこと。ポイントは、大股で早足で歩くこと。大股早歩きはエネルギーの消費を増やします。

食品では、ミカンがおススメです。ポイントは、薄皮ごと食べること。みかんには、ヘスペリジンと言う物質が含まれ、ヘスペリジンは、血管を強化し血行を良くする働きがあります。

ヘスペリジンは、実よりスジや薄皮に含まれているので、薄皮ごと食べることが大切です。

また、野菜で身体を温める効果が高いのがニンジンです。人参などの根菜を噛むと脳からヒスタミンが分泌されます。ヒスタミンは、熱を生み出すスイッチをいれる働きがあります。

そこで、ミカンとニンジンを効率よく摂ることのできる最強ホットスムージの作り方をご紹介します。

朝用ホットスムージー 材料と作り方

ニンジン100g、ミカン2個分、お湯150mlをミキサーに入れ、30秒ほど撹拌する。

夜用ホットスムージー 材料と作り方

乾燥プルーン3粒、小松菜130g、温めた豆乳200ml、シナモン小さじ1/4をミキサーに入れ、20秒ほど撹拌する。

プルーンにはトリプトファンが含まれ、安眠効果が期待できるアミノ酸を多く含んでいます。また、乾燥プルーンには、食物繊維が増え腸にも大変良いフルーツです。

次に、おススメの食品が「しょうが」です。ショウガは、生のままより乾燥させて食べるのがより効果が期待できます。

ショウガの辛み成分で殺菌力のある「ジンゲロール」は、乾燥させると血行をよくする「ショウガオール」に代わるからです。

乾燥しょうがは、紅茶やお味噌汁などに入れて飲むのがおススメ。お味噌汁に入れるときは、粉末にするとよいそうです。

お肉も身体を温める食品です。肉のたんぱく質を消化分解するときに熱を発生し体が温まります。よりポカポカ効果を得るなら、鶏肉よりラム肉が良いそうです。

ラム肉には、Lカルニチンが豊富です。Lカルニチンは、水に溶けやすく熱に弱い性質がありますので、あまり焼きすぎないのがポイントです。

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今回紹介した身体ポカポカ効果の高い、朝用と夜用のホットスムージと乾燥しょうが、ラム肉などで寒い冬を乗り切りましょう。