歳をとってからのお肉は、長生きの元と言われていますね。事実、私の母方の祖父は、102歳まで元気で生き抜きましたが、お肉が大好きでした。
ところが、最近の研究科から、赤みの肉を食べ過ぎると、食べない人に比べ2型糖尿病になる可能性がアップするということが分かりました。
国立がんセンターは、45~75歳の男女約6万4000人を平均で約5年間、追跡調査しました。内容は、肉類の1日当たりの摂取量の多い順に4つのグループに分け、その後の糖尿病発症との関連を分析しました。
肉の種類は、赤肉(豚肉・牛肉)、ソーセージなどの加工肉、鶏肉の4分類。追跡期間中に男性681人、女性497人の糖尿病発症が確認されました。
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調査結果によると、1日100g以上肉を食べる摂取量が多いグループでは、糖尿病発症リスクが高く、摂取量が最も少ないグループに比べて、最も多いグループでは糖尿病のリスクが1.36倍高くなったことがわかったそうです。
女性に関しては、肉の摂取による糖尿病発症リスクは見られませんでした。男性と女性の差は、分かりませんが、肉好きな女性は、ちょっと安心できたでしょうか。
医学誌JAMA Internal Medicineに掲載された研究によると、1日の摂取目安とされている量よりも1.5倍多く赤身肉を食べていた人は、そうでない人に比べ、4年以内に2型糖尿病になるリスクが48%も高いことが判明しています。
赤身肉の量を摂取目安の半分に減らすと、そのリスクは、14%減るということも明らかになりました。
しかし、肉やたんぱく質の種類ではなく、肉の脂肪の種類が問題のようで、とりあえずは国が決めた1日の摂取量を守っていれば問題ないそうです。ちなみに、英保険省が定める1日の赤身肉の摂取量は、70g、1週間で500gです。
これは、肉が大好きな男性にしたら、少ない量ですよね。肉好きの人なら、1日最低200gは食べたいと思っている人も多いのでは?
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これでは、食べた気がしない男性もいるかもしれませんが、特に、親や兄弟などが糖尿病を発症している男性は、赤みの肉は、1日の摂取量を守って食べるとよいですね。