「医食同源」という言葉は、食は医と同じくら大切なものという意味ですよね。
さすが中国4000年!いい事を言う・・と思ってましたが、医食同源という言葉は、1972年にNHKの「きょうの料理」という番組で、初めて用いられた日本の造語だそうです。^^;
戦後間もない昭和22年(1947年) 日本人の平均寿命を調べてみると、男性 50.06歳 女性 53.96歳 でした。平成24年度の発表では、男性79.94歳 女性86.41歳ですから、格段の差ですよね。
今の人口の1/3を占める中高年世代は、昭和22年の頃にはほとんどいないという事ですからすごいですよね。長寿命化は、医療技術の発達と栄養状態の改善のお陰です。まさに、医食同源そのものですよね。
最近は、食物がどう人間の体に作用するかわかってきました。ちょっとした病気なら、食物だけで治ってしまうそうです。また、大病を防ぐ食物があるそうです。
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駆込みドクターでは、食と医療にまつわる話しに加え、冷えに効くデザートやシミに効く豆腐などの情報を教えてくれました。
小山浩子さん監修、不調を回復する料理
★冷えを防ぐ
体の冷えがおこると、内臓が冷え胃腸障害がおこります。
各臓器に充分な栄養や酸素を送り出すには、バランスのいい食材をできるだけ温かい状態でとることが大事です。
それには、りんごがおススメです。りんごは一日一個で医者要らずと呼ばれる食材で、血行を良くする、食物繊維を多く含み体を温めてくれます。
●蒸しりんご黒胡椒じたて
【材料】2人分
・りんご 2個
・オリーブ油 小さじ2
・黒胡椒 3粒
①りんごを蒸します。ラップをかけて電子レンジでもOKです。
耐熱容器にいれてラップをかけ1000W で15分加熱します。
蒸すことによって栄養素が壊れにくく体を温めやすくなります。
②りんごにオリーブオイルを加えます
オリーブオイルは、血流を整えるビタミンEが豊富です。
③黒胡椒をかけます
血管を拡げるピペリンという成分でより効果が高まります。
★肌荒れ・シミを防ぐ
肌荒れ、シミの原因は糖化です。タンパク質や糖が体温で加熱され老化促進物質を生、動脈硬化のリスクも高まります。
それを防いでくれる食材は、豆腐です。
大豆で作られた豆腐は、肌の新陳代謝を促すビタミンB2、新しい肌をつくるリジンが含まれています。
●豆腐と柿のあえ物
火を通さずあえることで栄養素を壊さずに他の食材となじみやすくなります。
柿には、肌の老化を防ぐビタミンCが豊富です。最後に美肌効果のあるごまで味付けします。
【材料】
・柿 1個
・絹ごし豆腐 100g
・ゴマドレッシング 大さじ2~3
①柿は種をのぞくいちょう切りにする
②豆腐をペーパーで包水分を除く
③胡麻ドレッシングを混ぜてあえる
★高血圧を防ぐ
血液中の塩分が増えると高血圧になります。
そこで、血管をしなやかに開いてくれて、血圧を下げてくれるEPAを含んだブリがおすすめです。
ぶりは焼き魚にするとEPAが逃げてしまうので、牛乳でにて煮ます。
具材には、血液中の塩分を排出させるカリウムが豊富なエリンギを使います。
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●ブリとエリンギの減塩味噌煮込み
【材料】
・ぶり 2切れ
・エリンギ 1本
・酒 大さじ1/2
・砂糖 大さじ1
・味噌 大さじ1
・赤唐辛子 1本
・牛乳 100ml
①ぶりを鍋にいれて、酒、砂糖、味噌、赤唐辛子を入れて
牛乳を注ぎ、エリンギを加えます。
②クッキングシートで落とし蓋をし煮立つまで強火、煮だったら弱火にして10分煮ます。