発酵茶ってご存知ですか。えーっお茶って発酵するの?と思われた方もいるかと思います。実は、いつも飲んでいる緑茶は不発酵茶で、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は発酵茶なんですよ。

お茶の発酵とは、茶葉に含まれるタンニンを酸化させることをいい、茶葉を揉むことで茶葉に含まれる酸化酵素を活発にさせて行うことだそうです。

その発酵に乳酸菌を使い、積極的に発酵させてつくる発酵茶があるそうです。発酵させる乳酸菌には、野菜や穀物のつけものを作る時と同じ植物性乳酸菌を使います。

発酵茶は、お茶の効果と乳酸菌の効果をいっしょに摂取することができるため、健康にとってもいいそうです。

カテキンは老化防止や中性脂肪抑制、ビタミンCは肥満防止、乳酸菌は整腸作用や美肌効果など、いいことづくめ。飲むだけで免疫力も超アップするそうですよ。

P.R
善玉菌のチカラ

3月30日放送の「主治医が見つかる診療所」では、そんな発酵茶の魅力をたっぷり紹介してくれます。「発酵茶」生産農家はたった5軒しかないそうですから注目ですね。

番組で紹介された毎日飲むと免疫力が高める碁石茶

数々の乳酸菌の中で一番強いと言われるのが、碁石茶に含まれていると言います。

そんな碁石茶ですが、日本での産地は、高知県大豊市だけだそうです。ここでは、大豊中学校の生徒さんが碁石茶を飲んでいます。

この中学のインフルエンザの発症率は、全国32%に対してたったの7.3%だと言います。

碁石茶の茶葉は、薄い層が何層にも重なった黒い塊です。

碁石茶を煎じると茶葉を発酵させているため、緑ではなく茶色い色をしています。普通のお茶と違い発酵しているため少し酸味があります。

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その作り方は、とても手間暇がかかります。
碁石茶の茶葉は、6月から7月にかけて枝ごと刈り取り、枝付きのまま桶に入れ3時間ほど蒸します。

蒸しあがったら茶葉だけを選別し、ムシロに敷いてカビ菌で一次発酵させます。

その後、漬け桶に付いている乳酸菌で二次発酵させます。この二段階発酵が最強の乳酸菌を作る秘訣だそうです。

お茶の渋みは、微生物の生育を抑える物質です。2回目の乳酸発酵の時には、重積によってこの渋みがさらに出てきます。

しかし、碁石茶の乳酸菌はこの渋みに耐えて増えていくために、選び抜かれた乳酸菌しか増えて行かないと言います。

こうやってスーパー発酵食品【碁石茶】ができるのですね。

碁石茶は、茶葉の黒い塊をムシロの上で約3日間天日干しするのですが、この様子が、まるで碁石を並べているように見えるため、碁石茶と名付けられたようです。

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非常に強い乳酸菌が腸内環境を整えて免疫力を高める碁石茶。ぜひ飲んでみたいですね。