腰痛の原因はそのほとんどが原因不明と言いますが、実は、睡眠の姿勢に問題がある人が多いそうです。
たけしのみんなの家庭の医学では、睡眠姿勢が悪いことで腰痛に悩まされている人への、バスタオルを使ったカンタン腰痛改善法を紹介してくれました。
腰痛の新しい原因が睡眠と関わっていると言うのが、16号整形外科病院の院長山田朱織先生です。
本来寝ると言うことは、朝までに腰痛を改善させる一番リラックスする良い時間帯です。ところが、あまりにも睡眠姿勢が悪いとそれが原因になって腰痛を悪化させていると先生は言います。
番組では、普段から腰痛に悩まされている二人の女性の睡眠姿勢を検証し、腰痛の原因を探りました。
その結果、二人の寝返りの数が極端に少ないことが判明しました。一般的には、起床するまで20回ほどの寝返りをうつのですが、52歳女性の寝返りはたった2回、61歳女性は3回でした。
なぜ、この女性たちの寝返りが少ないのか?これは、寝具が合っていないのが原因でした。
1人の女性は、寝具が柔らかすぎて寝返りがうちづらく、背骨が曲がり腰痛の原因に。もう一人の女性は、寝具が硬すぎて腰の下に隙間ができ、寝返りがうちづらく、腰の骨が反ることで腰痛を起こしていました。
体に合わない寝具の特徴は、
①睡眠中に腰痛で目が覚める
②朝起きた瞬間に腰が痛い
ここで、寝返りが少ない人のために、山田朱織先生が寝具を買う際の寝返りチェック法と今夜からできる寝返りアップ法を紹介してくれました。
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自分に合った寝具の探し方
①ひざを立て仰向けに寝て両腕を胸の前でクロスします
②左右に2回ずつ寝返りを打ちます
③肩と腰が同時に転がるか確認します
力を入れなくても肩と腰が同時にコロコロと転がることが理想です。寝具を買うときは、必ず寝てみるのが良いですね。
バスタオル1本できる寝返り枕の作り方
①バスタオルを1本用意します
②バスタオルを縦に2つ折りにします
③さらに2つ折りにします
④両端はしっかりと揃えます
⑤お腹(骨盤の上)に着物の帯のように巻きます
⑦寝た状態で巻き直しゆるみをなくします
⑧ガムテープなどで固定します
これで寝返りまくらの完成です。
この寝返り枕を巻いた状態で寝返りを打ち、スムーズに寝返りをうつことができればOKです。スムーズにうてない場合は、タオルの厚み・幅・締め具合等を調節すると良いそうです。
この寝返り枕により、寝返りの数が極端に少なかった女性たちは、今までの2倍の数の寝返りがうてるようになったそうです。
体を後ろに反って腰痛を診断する方法
また、体を後ろに反らすことでもわかる方法があります。後ろに反ると言うことは、腰の筋肉や骨に負担をかける動きです。
体を後ろに反らしたとき20°以上反ることができたら、腰の筋肉や骨には問題がありません。20°以上反る前に痛みが出たら何らかの原因による腰痛があることが多いです。
自分に合っている寝具と寝返り枕で腰痛が改善されると、20°以上反れなかった人も反れるようになると言います。
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たとえ合わない寝具を使っていても、すぐに交換するのは難しいと言うもの。バスタオル1本で腰痛が改善されるなら、今夜から実践したいですね。