日々寒さが迫ってきており、風邪やインフルエンザのシーズンとなってきました。東京都では、10月にインフルエンザで学級閉鎖になったことが報告されています。
インフルエンザを防ぐには予防接種が一番です。2015年からは、4価(A型2株+B型2株)という新しいワクチンが使われるそうです。
予防接種の効果は、注射後2,3週間からでてきますので、早めに受けることををおすすめします。
風邪やインフルエンザにかかると、高熱に加え、困ってしまうのが咳ですよね。熱が治まっても、しばらくの間、咳が残り苦しい思いをした方も多いはず。
咳は、喉に刺激があったときの反射作用で、喉についた異物やウィルスを排除するための防御反応なんですが、全身の筋肉を使うため、とても体力を奪います。
夜も眠れない、話ができない、治ったかなと思うと、布団に入って体が温まると咳がでてくるなどで悩まれた方も多いと思います。
そんな時には、市販の咳止めより、もっと速攻性があり効果のあるものがあります。
それは、ハチミツ、トマトジュース、コーヒーなどです。
ハチミツに即効性のある咳止め効果
アメリカのペンシルベニア州立大の研究チームでは、2歳から18歳の子供100人を対象に、ハチミツの咳止め効果を研究し医学誌に発表しました。
ハチミツと市販の咳止め、ダミーの服用薬を飲ませ、咳止め効果を比較したところ、ハチミツに最も高い咳止め効果があったそうです。
ハチミツの中にあるグリコースオキシダーゼという酵素が、過酸化水素という物質をつくり、その強力な殺菌作用により喉の炎症が和らぐそうです。
また、ハチミツが荒れた粘膜をやさしく保護してくれるため、咳がとまるそうです。
日本でも、ハチミツは古く江戸時代から風邪薬として使われてきました。特にハチミツに大根を加えると、効果がアップするとして知られています。
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●ハチミツ大根の作り方
①大根の皮をむいて、5ミリ程度のサイコロ状切る。
②容器にいれて、大根はひたるようにハチミツをいれる。
③常温で2、3時間放置
④大根から水分ができったら完成
飲み方は、スプーンでそのまま飲んでも、お湯で割ってのんでもいいそうです。
飲みやすく小さなお子さんにもおすすめですが、1歳未満の乳児の場合には「乳児ボツリヌス症」という病気を引き起しますので絶対にハチミツはやめてくださいね。
喘息の咳に効果のあるトマトジュース
喘息は、ホコリやアレルギーによって引き起こされます。その喘息の症状を緩和してくれるのは、トマトです。
トマトに含まれるリコピンには抗酸化作用があり、アレルギー反応を和らげてくれるそうです。
トマトジュースを毎日飲むと、いいそうですよ。
コーヒーのカフェインには気管支拡張効果
その他、咳を抑えるくれるものに、コーヒーがあります。コーヒーに含まれるカフェインが、気管支を拡げてくれるため咳を抑えてくれるそうです。
コーヒーには、いろいろな健康効果があることがわかってきましたよね。国立がん研究センターは、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡率は飲まない人に比べ、0.76との調査結果を発表しました。
身近な自然の食材で咳止めできるので、使っても安心なのが一番ですね。
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11月22日放送 TBS「駆け込みドクター」でも、ぜんそくに聞く食材、女性に急増する肺腺がんなどの紹介をしてましたね。