自覚症状がなく進行するガン、自分で異変を感じたときには、かなり進行してしまっているケースが多くあります。

がんは早期発見、早期治療すれば、90%という高い確率で治癒することができます。早期発見するには定期的な検診が必要です。

検査

しかし、時間がとれなかったり、内視鏡検査などの苦痛がいやだったりと、わかっているけど足が遠のいてしまいますよね。

もっと手軽に検査できれば、多くの人のガンを早期発見することができ、命を救うことができます。

主治医が見つかる診療所(テレビ東京)では、がんの超早期発見法を最新のガン検査法を含め紹介してくれました。

唾液検査でガン検査

唾液でガンを発見する検査方法を研究しているのは、慶応義塾大学先端生命科学研究所です。

杉本昌弘先生によると、1つの唾液の中からおよび500位の物質があり、ガンになると変化する成分を最新の分析機で解析することでガンを発見することができるそうです。

5、6年後には、家庭でリトマス紙にような簡単な方法で検査できるようにしたいと研究を続けています。

唾液検査が効果的と考えられているがんは、現在のところ①乳がん、②口腔がん、③すい臓がん、です。

検査方法は簡単で、冷やした容器にストローで唾液を流し込み採取します。ほんのわずかの量で検査でき、腫瘍マーカーで発見できないガンも発見することができた例もあるそうです。

テレビでは、大泉中央クリニック(東京都練馬)での検査を紹介していました。

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尿1滴で線虫が嗅ぎ分けるガン検査

九州大学などの研究グループが開発している検査法は、尿からガンを検出する方法です。

その方法とは、尿を採取し体長1ミリの線虫に尿の臭いを嗅がせ、線虫の動きでガンを判断します。がん患者には特有の匂いがあり、線虫がその匂いを嗅ぎ分け、がん患者の尿に引きつけられていくそうです。

線虫の正解確率は95%という高精度で、まったくがんの兆候もない、ごくごく初期のガンまで発見することができたそうです。

血液1滴で3分で診断できるガン検査

開発したのは、神戸市の医療機器会社「マイテック」と昭和大学の研究グループで、血液1滴からわずか3分でステージ0のガンまで発見できる検査方法です。

開発された特殊なバイオチップに血液を1滴を垂らし、レーザーを照射するとガンが発光し、ガンの有無を判断することができます。

ガンの光り方でガンの種類が判断でき、現在は、すい臓がん、胃がん、大腸がんの3種類のガンを発見できるそうです。他のガンに対しても研究をしており、1年以内に臨床段階まで進めるための研究が続けられています。

PET-CT検査

四谷メディカルキューブで実施しているガンドックで行われているのは、最新のPET-CT検査です。PET-CT検査は、全身のいろいろなガンを1回の検査で見つけることができます。

検査は約20分間PET-CTで全身をスキャンするだけです。PET-CT検査にも得意、不得意があります。

●見つけやすいがん
肺がん、食道がん、大腸がん、すい臓がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん

●見つけにくいがん
脳のがん(脳腫瘍)、膀胱がん、前立腺がん

短所
・1立方cm以下のがんは発見できない
・早期の胃がんは発見できない
・脳や膀胱に関わるがんは発見できない

長所
・他のがん検診では見つけられないがんを発見できる。

PET-CT検査の費用は11万円だそうです。

アミノインデックス検査

アミノインデック検査は、血液中のアミノ酸濃度を測定してガンのリスクをA,B,Cの三段階で評価してくれる検査です。

がんの評価対象は、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、すい臓がんの7種類です。検査は、採血を5ccするのみ。検査結果は3週間後に判明します。

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費用は男性2万円、女性は8千円~2万円(8千円は乳がん、子宮がん、卵巣がんの3種類)。現在、全国の900以上の病院で実施しています。