おしゃれでイケメンの力士で知られた龍虎さん。小結まで昇進しましたが、アキレス腱断裂のケガが元で相撲界を引退しました。引退後はタレントとして活躍し、美食家として有名でした。
龍虎さんは、1992年に観世流太鼓16世宗家、観世元信の長女貴子さんと結婚し、2人の子供に恵まれました。
その龍虎さんが亡くなったのは、今年2014年8月。73歳でした。死因は心筋梗塞。家族旅行で静岡県の事任八幡宮を参拝し、八幡宮の階段を上っているときに倒れ、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、意識は戻ることがありませんでした。
龍虎さんが美食家として人気になったのは、「料理天国」に出演してから。
ところが亡くなった今、美食家がゆえ命を落としたと言われています。グルメの龍虎さんは、痛風やくも膜下出血、糖尿病などの持病があり、いつ心筋梗塞を起こしてもおかしくなかったのかもしれません。
そんな龍虎さんを晩年の様子を、妻である貴子さんが爆報THEフライデーで語りました。龍虎さんの死の真相とは、はたしてどんなことだったのでしょう。
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グルメ番組などに出演するタレントが美味しそうに食べている様子に羨ましいと思う私達ですが、その裏には、色々な苦労があるのでしょうね。
美食で命を縮めた龍虎さん
龍虎さんは、グルメ時代には誰でも陥る危険のある病気に悩まされていました。
料理天国で人気だった龍虎さんは、50歳の時32歳の貴子さんと結婚します。結婚の理由は、龍虎さんの健康管理をするため。
付き合っていた当時、すでに龍虎さんは痛風に悩まされていました。痛風の痛みを薬で抑えていたせいか、病気への自覚がなく、龍虎さんは塩分のとり過ぎやアルコールの大量摂取など暴飲暴食を繰り返していました。
それを見かねた妻の貴子さんは、結婚後徹底した食事管理を初めます。
濃い食事が大好きな龍虎さんのお昼には、必ずお弁当をもたせました。
薄味のお弁当は、飽きないように味付けは2種類にしたそうです。卵焼きなら、塩味と醤油味。サラダは、レモンポン酢味とかボス和風味。
貴子さんの努力もあり、龍虎さんは健康的な生活を送るようになりました。ところが、68歳の時に糖尿病を発症。
妻の管理の元、健康的な食事を送っていると思われていましたが、実は龍虎さんは、妻に隠れてたくさん食べていたと言います。それが原因で糖尿病を発症し、さらなる食事制限を強いられました。
また、龍虎さんは、独身時代の乱れた食生活の名残があり、何にでも大量に醤油をかける習慣がなかなか抜けませんでした。
しかし、この糖尿病がキッカケで、貴子さんは心を鬼にして徹底した食事管理をします。
龍虎さんの食事は、
朝:そうめん 納豆 200Kcal
昼:お弁当 700Kcal
夜:おかず4品 600Kcal
また、龍虎さんが大阪で仕事の時は、東京から大阪にお弁当を宅配便で送り続けました。
しかし、貴子さんの献身的な健康管理があっても、龍虎さんの内臓はもうボロボロになっていたそうです。
龍虎さんは、生前90歳まで生きたいと言っていました。それは、50歳を過ぎて生まれた子供たちのためです。
龍虎さんの死は、本当に突然で、年の差婚で覚悟はしていた貴子さんにもあまりにも突然でした。
悲しみにくれる貴子さんは、龍虎さんの棺に最期のお弁当を入れました。そのお弁当は、龍虎さんの好きなモノばかり。味付けも龍虎さんが大好きな濃い味にしました。
90歳まで生きたかった龍虎さんが73歳で亡くなったのはとても残念なことですが、龍虎さんが愛してやまなかった子供2人は、りっぱな成人に成長していました。
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今では、天国で奥様が作った濃い味のお弁当を美味しそうに食べているのでしょうか。