4月4日放送「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!」(テレビ朝日)では、世界屈指の虫歯予防大国スウェーデンからベテラン歯科医師がきて、自国と日本の歯科治療法の違いを比較していました。

スウェーデンでは、20歳未満の国民は歯の検診、治療にかかる費用は全て無料。定期的な診療を促し、国全体で歯の大切にする取り組みを行っている歯科予防の最先進国です。

すべてのカルテがデータ化されていて、全国どこの歯科院へ行っても過去の治療歴をすべて見ることができます。これは、一般歯科、審美歯科、矯正歯科など専門医院で別れているためだそうです。

日本では、個人情報保護の問題もあり、まだ電子カルテの共有化はされていません。一つの歯科医が、歯に関する総合診療を行っていることも共有化してない理由のようです。

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番組では、患者に極力負担をかけない治療を目指し、最新医療技術を導入している「東京港区 新橋歯科診療所」での診療を紹介してました。

痛みの少ない虫歯治療

従来は、虫歯を目で発見し、レントゲンを撮り判別していましたが、場所によっては見つけにくいことがあります。

最新治療では、虫歯ディテクターというレーザーを照射することで虫歯を発見することができます。この装置の優れた点は、虫歯の進行度を数値で表示できるため大変わかりやすいことです。

また、従来は虫歯を削って詰め物をし治療してましたが、最新治療では殺菌作用のあるペーストを歯に詰めることで、虫歯菌を殺菌し歯を削らず治療することができるそうです。

歯を削らないため痛みもでず患者にやさしい治療ですが、現在は保険適用外だそうです。

患者を気遣う歯周病対策

歯周病の検査の最新装置として、口腔内細菌検査装置があります。患者の唾液を採取することにより、口の中の細菌数を数値として知ることができます。

判定された細菌数により、歯周病や虫歯の指導を行います。

歯周病になると口が臭くなるのですが、本人が気がつかないことが多く、口が臭いと指摘するよりは、細菌の数を示して指導したほうが解りやすいといいます。

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日本の患者の負担を減らすための様々な器具や最新治療法に、スウェーデンの歯科医は驚いていました。