血液検査の結果、クレアチニン値が高いと言われたことはありませんか。

クレアチニンは、筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されてできた物質です。腎臓の働きが正常の場合、尿として体外に排泄されますので、血液中のクレアチニンが多いと言うことは、腎臓の働きが低下していると判断します。

一概にクレアチニン値が高くても、どのくらい自分の腎臓が悪いのか良くわかりませんよね。自分の腎機能がどれほどなのか、数値を出すには、面倒な計算式があります。

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(クレアチニンの値)の(-1.094)乗×194×(年齢)の(-0.287)乗。

これはとてもむずかしくて面倒です。

そこで、自分の腎機能がどれだけ残っているのか分かる早見表があります。その数値ですが、筋肉量の違う男性と女性では正常範囲が違うためチャートの%も違ってきます。

クレアチニン 腎臓のろ過能力早見表

男性
men

女性
woman

まずは、自分の数値の色を確かめます。私の場合、女性、年齢55、クレアチニン値が0.9ですので、50.9%の水色のゾーンです。腎臓の機能が、50.9%残っていることになります。

これが、3ヶ月以上続いているので医師によると、要観察と言うところだそうです。

チャートの色は、人工透析の危険度を示しています。水色から下の60%未満が3ヶ月以上続く場合、慢性腎臓病と診断されます。赤色は、腎臓の機能が15%以下ですので、すぐに人工透析を開始する数値です。

→ 正常
水色 → 腎臓機能低下による要観察
黄色 → 腎臓専門医の紹介が望ましい
オレンジ → 腎臓専門医の治療が必要になる場合が多い
→ 腎臓専門医の治療が必要になる

クレアチニン値が高くなる原因としては、高血圧や脂質異常があります。生活習慣病はクレアチニン値を高くする要因にもなりますので、まずは生活の見直しが大切です。

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腎臓の機能の低下をいち早く知るには、血液検査でクレアチニンの数値が大切になります。血液検査にクレアチニンの項目がない場合は、検査の時、項目に入れてもらいましょう。

人工透析になる前に、生活習慣を改め予防していきましょう。