沈黙の臓器といわれ、私たちの健康を守るため黙々と働き続ける肝臓。症状が現れないだけに、かなり傷んでいても日常生活では全く気が付きません。
お酒を飲む人はともかく、今飲まない人も肝臓にトラブルを抱えており、日本人の4人に1人が肝臓に問題ありと言われています。
女性の脂肪肝とお酒を飲まない人の肝炎NASH
アルコール性肝障害
アルコール性の脂肪肝は、アルコールにより脂肪の分解が後回しになり、肝臓の機能が落ちて肝臓に脂肪がたまってしまうもの。
アルコールの1日の目安は60g。日本酒3合となります。日本酒3合以上を毎日5年間飲み続けると、アルコール性肝障害になる可能性が高いそうです。
お酒の量を減らすこと、肝臓の数値の悪い人は禁酒することが必要です。
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NASH
一方、非アルコール性脂肪肝は、NASHと呼ばれ、食事や運動不足が原因と言われています。
最近、50代の中高年女性に多くなってきているといいます。予防策は、とにかく体重を減らすことです。
肝臓病の人は、鉄分の摂取を抑えることが必要です。魚のEPAを食べるといいそうです。
ダイエット脂肪肝
また、最近聞かれるようになった、ダイエット脂肪肝というのもあります。
極端に炭水化物の摂取を減らすと、肝臓の機能を防ぐため、体中から脂肪を貯めこんで脂肪肝になってしまうのです。
薬物性肝障害
さらに、病気の治療をするため飲んでいる薬によって引き起こされる薬物性肝障害などもあります。
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脂肪肝や肝炎は、放っておくとやがて肝硬変、肝臓ガンへと進行してしまいます。
大切な臓器を、お酒、ダイエットをしっかり守ってくださいね。