女性にとって、子宮の病気は本当に深刻です。
子供が産めなくなったり、夫婦生活ができなくなったり、女性にとっては、とっても辛い病気ですよね。
日本では、年間8000人の方が卵巣ガンになっているそうです。卵巣がんは、初期症状がないため、気がつくのが遅くわかったときは、かなりガンが進行している人が多いそうです。
今回取材で紹介された、63歳の女性の場合、便秘かな思っていた程度だったのですが、診断結果、卵巣がんが巨大に膨れ子宮やリンパ節にも転移してました。
手術で目に見える範囲は全て切除し、抗がん剤治療を開始しましたが術後3ヶ月で再発。
その後、増殖は止められず、もはや打つ手がない状態でした。そこで、最終の選択としてジフテリア菌の治験を受けました。
スポンサードリンク:
治療を受けもったのは、福岡大学病院 産婦人科宮本新吾先生です。
ジフテリア菌を投薬して3週間で副作用がでて投与薬の半分で中断しましたが、なんとガンが縮小していたそうです。
この患者さんの場合、その後抗がん剤と放射線治療を再会し一時的にガンが消滅したそうです。(現在は、再発し継続治療をうけているそうです)
この新しい治療は、ジフテリア菌による治療です。
ジフテリア菌は、がんを増殖させるタンパク質を減らす効果がありガンを増殖させません。
さらに、ガンそのものを死滅させる効果もあるそうです。
現在は、第1相臨床試験の段階で11人の治験の結果
・標的タンパク質の減少 7人
・腫瘍マーカーの減少 2人
・ガンの縮小 1人
という結果がでています。
スポンサードリンク:
ジフテリア菌による治験は、福岡大学病院を含め全国5つの病院で行われていて、3年~5年後に承認されるのを目指しているとのことです。
一刻も早く、認可されて欲しいですね。