私たちの世代の医療テレビドラマといえば、田宮二郎さんの演ずる1978年フジテレビで放送された「白い巨塔」でしたね。、初めてみる医学界の内部に、フィクションながらドキドキしながら見ていましたよね。

ドラマ以上に衝撃的だったのが、田宮二郎さんの猟銃自殺。撮影当時から、田宮さんは躁鬱だたそうです。
迫真の演技と、田宮さんが放送途中に自殺という結末・・・。忘れられないドラマの一つです。

手術

その後も沢山の医療ドラマが放送されていますが、実際の医療現場からみると、ありえないことが沢山あるそうです。

例えばドラマのように、どんな手術もできるスーパードクターなどは絶対にいないそうです。やっぱり天才医師というのは、ブラックジャックだけのようですね。

H27年2月21日放送 TBS「ジョブチューンSP」は、日本の名医12人が集結して、教授の派閥争い、薬の9割はただの粉など、医学界の裏事情を話してくれました。

また、遠くの緑を見ても役に目の疲れがとれない、ショウガは体を温めないなど、医者からみた病気や健康の常識など、素人の私たちにとって驚きの話題が満載です。

また、「朝起きて食べると頭がスッキリするもの」や「認知症が分かるただ1つの質問」、「女性も安心の大腸がん検査」、「大腸がんの最先端手術」などは、私たち中高年が必見の内容です。

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日本の名医12人 医学界の裏事情

●薬局
薬局で処方される薬の中身のおよそ9割は、全く効果のないただの粉です。原薬は0.1g程度なので、飲みやすいように乳糖を加えているそです。

また、処方薬の価格は、薬局によって違うそうで、病院の近くの薬局は70円ほど安いそうです。また、土曜日の午後や夜間休日に処方してもらうと、加算され120円程高くなります。

●睡眠
毛布をかけて寝るより、毛布に木綿のカバーをかけて寝るとよく寝れるそうです。

●ショウガ
ショウガは、腸管の粘膜の血流を増やし胃腸には大変いいものですが、体を温める効果はまったくないそうです。

●認知症の見分け方
認知症が分かるただ1つの質問は「最近テレビや新聞でどんなニュースが印象に残っている?」と聞いてみること。答えられない人の99%は、アルツハイマー型認知症です。

そのほかのチェック法
・1分間で動物の名前をいくつ言えるか?(13以上言えれば大丈夫)
・10時10分を紙に正しく書けるか(数字も正しく書けないとダメ)

認知症の予防法として、日記を書くといいそうです。2日前の日記を書くようにすると、脳の活性化に大変効果があるそうです。

また、赤ワインを週に3回以上の飲む方は、認知症の発症率は半分以下になるそうです。赤ワインのポリフェノールが脳の海馬にいい影響を与えるためだそうです。

●片頭痛を悪化させる大きな原因は、市販の頭痛薬を飲み続けること
片頭痛は、脳が異常に興奮状態になっておこります。それを、市販薬で表面の痛みをごまかし続けていると、ちょっとした刺激でも興奮状態になる「薬物乱用頭痛」になってしまいます。

片頭痛の痛みをやわらげ、脳の興奮状態をおさめる薬で「トリプタン製剤」という大変いい薬があるそうです。処方薬なので、頭痛専門外来を受けて処方してもらってください。

●遠くの緑を見ると「目が良くなる」というのはウソです。
リラックスのために遠くを見るのはいいけど、目をよくする効果はありません。疲れをとるには、寝る前に目を温めるといいそうです。

●歯周病を予防に効果的なのは、プレーンヨーグトで歯を磨くことです。
歯磨き粉で磨き口をゆすいだあと、プレーンヨーグルトを口に含んで軽く歯ブラシで磨き、すぐに水でゆすぎます。

そうすると、口の中の600から700種類の悪玉菌をヨーグルトの善玉菌が抑えてくれるそうです。磨く時は、歯ブラシを大きく動かさず、歯2本分くらいを見当に歯茎との境をやさしく20~30往復すること。そうすると全部磨き終えるのに15分かかります。電動歯ブラシでもいいそうです。

●お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃を守ってくれるというのはウソです。
牛乳はタンパク質なので、あっという間に膜がなくなってしまいます。効果があるのは、強いお酒を飲む前に弱いお酒を飲むこと。胃に弱い刺激を与えると、胃を守る物質プロスタグランジンが分泌され、強いお酒からまもってくれるそうです。つまり、「とりあえずビール~!」理にかなっているそうです。

●早期の大腸がんが100%治ります。
初期の大腸がんは、内視鏡で切除することで転移の心配もなく100%治すことができるそうです。40歳くらいの時に、肛門からの大腸検査を一度受けて、その後は、年1度検便検査をうければ初期段階で見つけることができます。

女性にやさしい新しい大腸検査法として、カプセル内視鏡があります。小さなカプセルを飲んで家に帰ってもらい腸内を記録し翌日データを取り出します。この検査法は、保険適用になり3割負担で2万4千円でできるそうです。

●チョコレートやアーモンドを食べすぎるとニキビができるのはウソです。
思春期にできるニキビは、男性ホルモンが活発化して、皮脂がいっぱい分泌され毛穴を塞いでおこります。大人になってからできるニキビは、28日周期で生まれ変わる皮膚が、ストレスやホルモンバランスの崩れで、表面の角質層が剥がれず毛穴を塞いでしまうためです。

お肌の乾燥を防ぐには、お風呂上がり5分以内に保湿クリームを塗ることだそうです。また、乾燥肌に良い食べ物は、こんにゃくです。お肌の保湿成分のセラミドが、こんにゃくにたっぷり含まれて、毎日1枚食べると、お肌の保湿力がアップするそうです。

●男性更年期障害の疑いが高いのは3日間で1度も朝立ちしない人です。
男性更年期障害が起こると、不眠、うつ、筋力の低下、性欲の低下が起こります。

髭剃りの回数が減ったり、イライラして喧嘩が増えたりする人は要注意です。血液検査で、男性ホルモンの量を検査し、男性ホルモンを補充すれば、9割の人が治るそうです。

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手の人差し指より、薬指が長い人は男性ホルモンが多いそうです。女性の場合には、だいたい同じ長さか、人差し指が長いそうですよ。