私たちの年代になると、もの忘れは当たり前のこと。今やっていたこと、今思いついたことも忘れてしまうこともしばしばです。
昔のことならよく覚えているのに、今のこと最近のことが覚えられなくなりましたよね。
短期記憶と長期記憶は、記憶する脳の領域が違うとはいいますが、あまりにも多いと、自分で認知症も疑ってしまうこともあります。
三重県名張市に住む水田順子さん(44)は、7秒ですべての記憶が消えてしまうそうです。
ですから、目の前に起こることを次々とメモをとっていきます。そして、そのメモを1日の出来事としてノートとにまとめていきます。そのノートが彼女のすべての記憶となります。
原因は、水田さんが6年前の38歳のときにかかった「ヘルペス脳炎」です。
ヘルペス脳炎とは、口などにできるみずぶくれの原因のヘルペスウィルスが、脳へ感染しておこります。
発症率は低いのですが、急性期には、発熱や意識障害が起こり、発症すると致死率が10%あるそうです。
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ヘルペス脳炎は、抗ウィルス薬で治療できますが、記憶障害などの後遺症が残ってしまうそうです。