今、筋膜はがし(筋膜リリース)が注目されていますよね。

筋膜というのは、筋肉の外側を覆っている薄い膜のこと。鳥のささみなどを見ると、筋肉の上にかかった白い膜と筋がありますが、それが筋膜です。

この筋膜は、筋肉だけでなく、内蔵や骨、血管など、あらゆるところにあり体の中に区切りをつくっています。

ささみ肉

筋膜は、隣の組織の筋膜と隣接していて、筋膜同士がくっついたり固くなってしまうと、筋肉の動きが悪くなったり、リンパや血液の流れが悪くなるなど、体にいろいろ悪影響を及ぼすようになります。

この筋膜を柔らかくしたりはがして、筋肉がスムースに動くようにするのが「筋膜はがし」(筋膜リリース)と呼ばれるものです。

スポーツ界や肩こりに悩む人、美容効果、ダイエットにも効果があると、いろいろな分野で注目されています。

筋膜はがしのため「グリッドフォームローラー」と呼ばれる専用ツールを使うと、全身の筋膜をほぐすことができるそうです。

また、筋膜は顔の表情筋にもあり、その筋膜をほぐすことで、顔のゆがみを治したり、ほうれい線を薄くする効果もあるそうです。

女優の若村麻由美さんも、毎日「筋膜はがし」を実践して美に磨きをかけているうようですが・・・・そこには、「知らなきゃよかった」衝撃の事実があるようです。

「筋膜リリースの知らなきゃよかった」が、TBSの「中居正広のミになる図書館」で紹介されます。

はたして、どんな事実なんでしょうね。

若村さんの顔の筋膜剥がしは、シミ・シワを増やすだけ

若村さんは、今年49歳。誰がみてもアラフィフ世代には見えません。その秘訣を聞いてみると、なんと筋膜はがしを毎日実践しているそうです。

筋膜はがしをしている場所は、全身と顔。全身の筋肉を引っ張って3秒キープしてから離す。これを次々とやっていきながら筋膜を剥がしていきます。

また、若村さんは首がよく凝るので、首まわりの耳下腺を引っ張っているそうです。悪いところは、引っ張ると痛いのですが、毎日やっているとだんだんと柔らかくなってくるそうです。

眼精疲労にもいいかと思い、眉の周りの筋肉も引っ張っているそうですが、その効果なのか目がすっきりして、目が大きくなってきた感じがするとか・・・。

さらに、顔全体をひっぱることで顔の凝りがとれて、キメも細かくなってきた感じがするそうです。

ところが、この若村流、顔の筋膜剥がしに「ダメだし」がでました。

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教えてくれたのは、皮膚科医の三浦麻由桂先生。「若村さんがやっている顔面マッサージは、シミやたるみを悪化させるだけ」との指摘がありました。

薄くデリケートな顔の皮膚を強く引っ張っていると、逆にシミやたるみを起こしてしまうそうです。

最近多いのが「コンタクト性眼瞼下垂」。毎日、コンタクトをつけるときに、まぶたを上へ持ち上げて引っ張っているため、まぶたの皮膚が伸びてしまい、垂れて目が開かなくなってしまう病気です。

つまり、顔の薄い皮膚を引っ張ってはいけないと言う事です。

また、20代後半から40代の女性にでてくるシミに、とても治りにくい「肝斑(かんぱん)」という病気があります。

原因は、女性ホルモンと言われていますが、それに刺激を加えると余計に悪化してしまいます。

シミに悩む女性の3人に1人が肝斑だというデータもあるため、顔の筋膜はがしといって皮膚をひっぱるのは止めてくださいとのことでした。

若村さんの肌のキメが細かくなったと感じるのは、目の周りのツボを刺激したことで血流がよくなり、はっきり見えるようになっただけだそうです。

自己流のマッサージは危険なので、医学的な根拠をしっかり確かめてから行ってくださいとの事でした。

でも、若村さんの若さを見ていると、顔の筋膜はがしに効果があるような気がしてしまいます・・。

筋膜の専門家、竹井先生からの念をいれてのダメ出しがありました。「顔を引っ張るのはやめたほうがいい。そういった間違った情報を広められると困る」との事でした。

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竹井先生の話では、「筋膜はがし」ではなく、凝固まった筋膜を解きほぐす「筋膜リリース」が正しいそうです。