坂道をラクに歩く電力ゼロの歩行アシスト装置 夢の扉+

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中高年になると、ひざ痛に悩まされる方がぐっと増えてきます。中高年の膝は、サビついたように動きが鈍くなりやがて痛みで思うように歩けなくなってしまいます。

それを機械の力で解消する歩行アシストの研究が進められ、大きな期待が寄せられています。しかし、現状のものは動力のバッテリーやモータを使うため重量が重く、値段も高価なものになっています。

名古屋工業大学 機械工学科教授 佐野明人さん(51)が開発している歩行アシストは、モーターやバッテリーも制御のコンピュターも何もついてない「究極の歩行アシスト」です。

装着すれば、魔法のように足が自然に動き出します。坂道も山道もらくらく歩けるこの装置は、まるで魔法のよう。70歳の女性に装着すれば、山道を軽やかに駆け上がることができます。

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それを実現しているのが「受動歩行」という原理です。佐野さんは、この夢の技術の実現のために「歩く原意」を30年間研究し続けました。

普通の歩行ロボットは、「動歩行」といって軸足に重心をおかない歩き方で、倒れる前に次の一歩を踏み出すことで歩行を実現しています。

受動歩行は人間の歩く原理をとことん追求して開発されました。歩行しようとするときに自然に動きが生じる「物理現象」つまり、「物理的な基本原理」によって動きだすのです。

そのため、動力も制御もまったくいらず、まるで人間のように自然に歩きだすことができるのです。

佐野さんの研究室では、この原理で開発された下半身だけの歩行装置をスロープのついたコンベアにおき、無動力、無人状態で、なんと連続13時間45分、10万650歩、距離にして15.2kmの歩行を実現し、2010年のギネス記録に認定されました。

この装置を足に装着すれば、山道も坂道もラクに自由に歩くことができる、究極の歩行アシストが完成するのです。

佐野さんは、今、この技術を介護の現場活かしたと、まったく新しい原理の歩行器を開発しています。

歩く原理を解明し、歩く喜びを伝えたい佐野さんの挑戦は、今最後の追い込みに入ろうとしています。
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この歩行アシスト装置は、無動力歩行支援機「ACSIVE」として岐阜県の福祉機器メーカー株式会社今仙技術研究所IMASENが、2014年秋に商品化し販売されました。

●2014年10月時点の情報
歩行支援機 ACSIVE(アクシブ)は2014年9月9日から販売価格18万円(税別)で販売されているようです。

保険や補装具の対象にはなっておらず、購入には試着会に参加し、試着してからの予約が必要です。詳しくは、今仙技術研究所IMASEN 特販課にお問い合わせください。

●株式会社今仙技術研究所
〒509-0109 岐阜県各務原市テクノプラザ3-1-8

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アクシブの装着を体験してきました。
こちらでその時の様子を詳しくご紹介しています


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