時天空を襲った悪性リンパ腫と検査法|リンパって何?

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元小結の時天空(36)が、悪性リンパ腫となり、休場して治療に専念することが発表されましたね。

時天空は、前々から右脇腹に痛みで悩まされており、痛みが激痛に変わったことから精密検査をうけたところ、悪性リンパ腫と診断されたそうです。

悪性リンパ腫とは、血液中や体の中をめぐっているリンパ球が異常に増えてしまう病気です。

CT画像

症状としては、首やワキの下、足の付根のリンパ節が腫れたり、こぶのようなしこりができて気がつきます。

痛みをともなうことはあまりなく、しこりの大きさが1.5cm以上になると、熱がでたり、体重が減ったり、寝汗をかくなどの症状がでてきます。

また、胃、肝臓、脾臓などの臓器が腫れることもあります。

診断は、リンパ節やしこりをメスで切って顕微鏡でチェックする病理検査が行われます。その後、骨髄検査、髄液検査、CT、PET検査などで病気の広がりをチェックします。

治療は、病型や進行度に応じて、化学療法(抗がん剤)、放射線療法、モノクローナル抗体療法、造血幹細胞移植などが行われます。

日本人では、年間1万3000人程度が発症すると言われています。比較的、治療効果が高く、時天空さんの場合には早期に発見されたので、回復も早いと言われてます。

早く元気になって、また土俵を賑わして欲しいですね。

悪性リンパ腫は、遺伝の可能性もあります。遺伝が気になる方は、自宅で簡単にできる遺伝子検査がありますので、受けてみると良いですね。

リンパの役目

「リンパが滞って足がパンパン」、「顔のむくみをとるリンパ施術」など、リンパは身近な言葉となっていますが、「リンパって何?」と改めて聞かれると答えられない人が多くいます。

リンパは、血液の中の「血しょう」が血管の外に染みだしたもので、老廃物の回収や細菌を退治したりする役目を負っています。

役目を終えたリンパは、リンパ管、リンパ節、リンパ本幹を経て静脈に注がれ、血液となって回収されます。

リンパ管のところどころには、リンパ節(腺)という丸いふくらみがあり、回収されたリンパ液の中の異物や細菌を処理し、体内に細菌が侵入しないようブロックしています。

リンパ節は、全身に600程度あるといわれており、体のいたるところに存在します。ウイルスや細菌が入ってくると、侵入した一番近くのリンパ節が活性化し腫れがおきるのです。

かぜをひいて、喉の近くのリンパがグリグリと腫れるのは、このためです。代表的なリンパとしては、以下のようなものがよく知られています。

●主なリンパ節
耳下腺リンパ節(じかせん)・・・耳の下の両側
頸部リンパ節(けいぶ)・・首筋の両側
鎖骨リンパ節(さこつ)・・鎖骨のへこんだ両側
腋窩リンパ節(えきか)・・両ワキの下
腹部リンパ節(ふくぶ)・・おへそのあたりの中心部
鼠径リンパ節(そけい)・・足のつけねの両側
膝窩リンパ節(しっか)・・膝の裏側の両側

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リンパ液を戻すのは筋肉の力

リンパ液は、血液のように心臓の脈動がないため、回収するには筋肉の力を使って戻されていきます。そのため、立ちっぱなしや、動かないでじっとしていると、リンパが滞って足がむくんでパンパンになってしまうんです。

また、病気や後遺症として起こる「リンパ浮腫」があります。

リンパ浮腫とは、リンパ管が圧迫されたり狭窄などが起こって、リンパ液がうまく回収されず体内に残ってしまい、腕や脚が膨れ上がってしまう状態をいいます。

原因不明の一次性と、子宮がんや乳がんなどの術後におこる二次的なものがあります。ひどくなると脚や腕が丸太のようになってしまいます。

症状が進むと皮膚が線維化して硬くなる「非可逆性リンパ浮腫」となったり、さらに進行すると皮膚が硬く変形する「象皮症(ぞうひしょう)」になってしまうことがあります。

治療は、まず「リンパ浮腫」の原因を突き止めること。低栄養、静脈不全、心不全、肥満、リンパ管の状態、投与されている薬などをチェックしながら原因を探ります。

むくみを解消するには、浮腫の原因を取り去ることに加え、患部を高くあげる、マッサージをする、軽い運動、専用のストッキングなどにより治療します。マッサージなどで、リンパの流れを改善することでも症状が改善します。

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リンパは、とても大切な体の機能です。リンパが長い間グリグリしていたり、むくみが続く時は、診察を受け原因をしっかり調べてくださいね。


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